声の散る寒晴れをこそ勇み足

こういう日があるのだと、つくずく感じ入るほどの雲一つない(こんな陳腐な形容も、今日なら許される)美しい日でありました。いつにはなく、もうちょっと先まで歩いてみようと思わせてくれるのです。普段はうるさくて仕方のない餓鬼どものさえずりが、今日は気持ちよく青空へ拡散してゆくのです。風皆無、太陽燦々、気持凛々、背筋矍鑠。ひとつ悪口を思いついて、ひとつ大きな深呼吸をして、それですべてが許されて。こうゆう清々しい一日に、この冬にもう何度出会えるのだろう。うん、冬は悪くない。いや、冬はいいもんだ。たわいもない感想文を長々と書いてしまった。寒晴れ(12/19)

コメントは受け付けていません。