大の字に木の実降る音ほしいまま

「日本の山岳」という切手シリーズが9月22日に発売されたけれど、我が故郷の名峰、修験者の霊峰として名高い英彦山(ひこさん)は採用されていない。図書館で「日本百名山」を開いてみても載っていない。残念である。悔しくてならない。しかし、「名峰に順番を付けるなど、邪道である」と言い聞かせてもいる。故郷を話題にしたのは、小生の63歳の誕生日が十月二日であったから。そして、最近、区切りになる日付を目にしてセンチメンタルになることが増えたせいかもしれない。英彦山は、北九州に住んでいた杉田久女が度々訪れ「谺して山ほととぎす欲しいまま」の一句を得た場所でもある。今回は、少年の頃に記憶とともにオマージュを捧げてみました。木の実降る(10/3)

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