噴水の先端歓喜の痙攣す

NHKの俳句講座を観ていたら海外詠では名高い物理学者の有馬朗人氏が、「外国で句材に困ったら、噴水を詠みなさい」とアドバイスしていた。そりゃあそうだ、公園に行けば何処にでもあるものね。そして、あのくらいの規模が噴水に似つかわしい気がする。仕掛け花火のように規模が大きくなって、観賞用になってしまっては、情緒をくすぐってくれる事はなくなる。風の方向によっては飛沫が身体に少しかかる、というくらいが噴水への愛着が沸き、琴線をふるわせてくれるというものである。天気はやっぱり晴れがいい。わざと飛沫のかかりそうな場所で回転移動してみたりする。だって、濡れてもすぐに乾きそうなんだもの。天気はやっぱり、「晴れ」がいい。(7/9)

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