川中を御霊の華や聖五月

田舎には町々村々にそれぞれ伝説を背負った御祭礼があって、かつては集落の共同体としての連帯を強める大きな働きを持っていた。昨今は、観光資源としての価値の方が全面に出て、それに相応しい説話や規模や華やかさを持ったものだけが、生き残りそうな傾向があるようで、ちょっと心配である。我が故郷最大の祭りは450年の歴史を持つ風治八幡宮の川渡り神幸祭である。御輿が川を渡るという神事は、他に例があるのだろうか。いや、河川の多いこの国であってみれば、多くの例があるのかもしれない。ご教示いただきたいものである。 聖五月(5/14)

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