もういくつ五尺で渡る去年今年

小学校の頃、クラスの男子が一列に並ぶと、いつも前から二番目か三番目だった。中学校に入って、突然身長が伸び始め、後ろから四・五番目になった(なにしろ1クラス60人以上いたのだ)。そして、そこでピタリと止まり、どんどん追い抜かれて、3年生になる頃にはまた元の位置に戻った。そんなもんである。新井白石は「五尺のからだこれすべて徹」と言っている。意志の強い人物だったのだろう。そして同じくらいの身長だったのだろう。「ゾウの時間、ネズミの時間」から推して考えれば、のこされた時間もそう多くはないだろう。そして6巡目にはいるわけだ。(12/28)

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